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記入者:プロスノーボーダー溝口靖史(BTM) 2004/05/31
アルティメイトグリップ(以下UG)の一番の利点は、通常のエッジではとても太刀打ちできない強烈なアイスバーンで確実なグリップ感が得られる事です。今まで感じた事が無いほど雪面を噛みました。
従来のエッジチューンとの違いは、エッジ自体の形状を変えることによってエッジングUPさせている事です。以前からある鋭角エッジチューンは、その角度がきついほどグリップ感はUPしましたが、その分反応がクイックになり、よりシビアなボードコントロールが必要でした。そう考えると無数のボード捌きがあるフリースタイルには鋭角エッジチューンは向いていないと思う。しかしUGは今までと全く違う新発想のチューンであるため、今までのコントロール性を残しつつ、グリップ力がUPしました。
またターンをしているとき、グリップ力はUPしていますが、切り替えし等のエッジを抜く動作は簡単に行えました。引っかからないという点では、従来のエッジチューンの欠点である「逆エッジ」になる感じはありませんでした。
日本の現状でUGチューンの効果抜群なロケーションは間違えなくハーフパイプでしょう。しかもカチカチのアイスバーンになればなるほど効果を発揮します。特に大会の午前中なんかは最高です。通常のエッジではすっぽ抜けるラインに何の苦もなく狙って入れます。当然ランディングもずれず、抜群の安定感でボトムを走り次の壁に向えます。つまり氷のパイプを普通のパイプ感覚で滑れるので恐怖感も減ります。コンペテター、室内パイプライダー、アイスパイプをメインで滑るライダー等は、他のライダーと確実に差のつくライディングができます。
フリーランでは安定した滑りができ、BXバーンの硬く径がきついバンクで今までではありえないスピードでターンする事が出来ました。
バックカントリーのパウダーではエッジは関係ありませんが、強烈なアイスバーンでの危険回避等ではエッジ性能がかなり重要になります。しかし、UGならカリカリのアイスバーンもトラバースがかけられ安全度もUPします。
パークでは性能はあまり発揮できず、レールでは上手い人(フラットを使えるレベル)なら問題ないけど、普通のエッジで十分。
記入者:JWSC講師 富田 和征 2004/05/13
板が、たわんでいる時はかなりのグリップを感じる。
しかし、今回試走したときは雪がやわらかかったためもっと硬いバーンで試してみたい。
日本でのシーズンは終わったので、これからNZで試してみるつもりです。今のところマイナス要素は無いように思います。